たまに書く、黒いこと。

先日、大人計画の「ドブの輝き」を観てきました。
松尾さんの降板や、若手女優さんのダブルキャストなど、なんだか波乱含み。
個人的には意外とサラッとしていて、ドーンとくるものがなくて、少し物足りないような。黒さの中にも心の奥をキューッとさせる。そんな感じが好きなので、今回はちょっと好みでなかったのかも。
でもいいの、そんなときだってあるの。毎回毎回「素晴らしかった!今回もど真ん中!」なんてこと、そうそうないし、それはそれで問題あるような気もするし。
さて、今回のタイトル。
ブログで毒を吐くのは好まないし、良いことだと思わない。でも今回はちょっと吐いちゃう。でも弱気なので、隠します。
公演が始まる前から嫌な予感はしていた。隣の席の人、ちょっとヤバイ。
客電が落ちてもお喋りをやめない人、そんな人はたいてい芝居が始まっても「しゃべる」
案の定、役者が出てくるたびに「あ、あの人○○にでてた人ね!」「あはは、○○だって」「(皆川さんのすんごいお腹を見て)やだぁ〜なにあれぇ!」といちいちウルサイ。
マナーマナーと目くじらを立てるのは何だかなと思うけど、「お茶の間感覚」を大人計画の舞台に持ち込んで欲しくない。なんて無粋な人なんだろう、アナタの馬鹿みたい感想や反応で、聞き逃した台詞があったらどうしてくれる?(幸い声があまり大きくなかったので、聞き逃しや聞えなかったことはなかった)
劇場の客席は「お茶の間」じゃない。今アナタが観ているのは「テレビ」ではないのよ。
一言注意するべきだった、すごく後悔している。きっとあの人はいつもああなのだ。誰かに注意されて、それが治るのかと言えばそれも微妙だ。でも一言「お静かに」と言っておけばよかった。
公演を重ねるたびにチケットが取りにくくなり、当日券も前日電話予約になった。敷居の高い劇団になってしまったのかなぁ・・・そしてファン層が変わってきているような気がしてならない。
大人なのに、空気が読めなくて、子供みたいな人が増えた気がする。
マナーなんて、おこがましいことは言わない。劇場は公共の場だってことが判らない人は、劇場に観にこなければいいのなぁと思う。