獏のゆりかごを観てきました。

3連休最終日のソワレ、結構遅くまでチケットが売れ残っていたので「満席じゃないかも・・・」と思っていたけれど場内満席。良かった良かった。以下ネタバレ有
高橋克実さんは初見、いやぁテレビで見たまんまだなぁ〜あ!悪い意味ではなくてね。テレビドラマでも「舞台っぽい」演技をなさる方なので、違和感がないというか。
段田さん、今日はカミカミ。台詞を間違えて、それが小松さんの笑いのツボに入ってしまったようで、笑いが止まらずグタグタに。まぁ1回だけだから、面白かった!小松さんの笑顔可愛い!ちょっとオイシイ位な気持ちで観ることができました。
池谷のぶえさんのキチ○イっぷりはお見事!怖かったよ〜夢にでてきそう。
明星真由美さんがえらく「若い子」にみえた。なんか可愛かった。やっぱり好きだな〜彼女の姿勢の良さが好き。
杉田さんは去年「キッチン」を観た時、妙な手振りとキンキン声にウンザリしたのだけど、今回は割りと落ち着いた役だった為気にならず。でも、ん〜〜・・・普通?!杉田さんは「テレビとは違うイメージ」の役柄よりも、「テレビと一緒でちょっとヤバイよね」感あふれる役の方がいいんじゃないかしら?あえて逆にいかずとも。
最後に顕ちゃん。たぶん顕ちゃんを知らないであろうオバサマが、顕ちゃんに爆笑していて、それがなんだか嬉しくて「面白い?面白いでしょ!?この人ね、安田顕というんですよ、平成の怪物とわれた男なんです!」と説明したかった!それにしても顕ちゃん、すごい顔してたなぁ〜冷越豪に似て蝶
ちょっと変わった人役だったのがちと残念。すごく普通の人を演じる顕ちゃんがみたいなぁ。でもまぁ人間だったし、めいっぱいの若作り、だけどどこか垢抜けない。実はお坊ちゃまな大人子供を上手く演じていたんじゃないかなぁ。
お芝居全体の感想は「普通」かなぁ・・・ところどころ面白かったけど、いかんせん人物の内面が見えてこない。1時間35分は短すぎる気が・・・もうすこしエピソードなり、上手いこと説明なりしてくれた方が感情移入しやすいかなぁ。役者さんが達者なだけに、ちょっと残念な気がしました。

ここからはお芝居に関係のない、ちょっとした愚痴です。

実は開演前に非常に腹立たしい事があって。隣の席の人が開演前にパンフレットを音読していて(それもまた「小学生だって読めるぞその漢字!」って所で突っかかりながら)顕ちゃんの役どころが丸聞こえ・・・おいおい〜勘弁してよぉ〜「まっさらな状態で観たい」って人だっていると思うよ?ワタシは顕ちゃんの役がどんな感じか、舞台をみたお友達になんとなく聞いてたからまだいいけどさぁ・・・何も知らない状態で観たい舞台だったらどうしてくれんの!普通音読はしないよなぁ・・・うん、音読はない。常識じゃないのかねぇ・・・お芝居が始まってからも「何あれぇ〜」とか「あはは、超受けるぅ」とか、小声で言っているのが聞えてイライラ。あと一言言ったら「お静かに」と言ってやろうと思ったら、口に出すのに飽きたのか、聞えなくなったので良かった。
〜追記
小松さんのことがマルッと抜けていた!小松さんも大好きな役者さんです。「飄々」という言葉がぴったりくる方。肩の力が抜けた感じが好きだわ。今回、顕ちゃんとからむシーンが多くて「まぁなんて贅沢!」と一人ほくそえんでいました。