長塚サンデー。

朝から録画してあった「トップランナー」(以下TR)を観る。今日は阿佐スパの「悪魔の唄」を観に行くので、行くまえに観ておこうと思って。でも朝から武 田真治さんってちょっと違和感。
阿佐スパのお芝居は好きでここ2年位観てますが、「長塚圭史について」は何も知らなかったなぁ・・・29歳ってのも知らなんだ(´Д`;)
なんとなく「脱力系」の容姿で、のほほ〜んとした雰囲気漂う長塚氏ですが、阿佐スパのお芝居は「暗くてドロドロ」後味が悪い作品もあります。でも微妙に「救い」があると感じられる、阿佐スパを観続けてしまう理由はそこだったりする。全く「救い」のない話に感情移入は出来ないもの。その微妙な「救い」がある理由を今回のTRで知った気がして、ちょっと嬉しかった。
他にも少年時代の話や、自分の転機となった「イヌの日」の話、怖がりでホラーがキライなどなど、なかなか興味深いお話が多くて、面白い番組でした。
〜追記〜本日のマチネを観てまいりました。この下にちょいと感想など。ネタバレありんす
今回の阿佐スパ、とっても重いお話です。戦争で亡くなった兵士達がゾンビとなって現代に蘇る。ビジュアル的にかなりグロです(特に伊達さんが恐ろしかった)でも前半は笑いをちりばめ(爆笑している方もいらしたが、個人的には「クスクス」くらい)テンポよく進んで行きます。笑いに関してはもう役者の技量、山内圭哉の「間」がツボ。山内圭哉好きだなぁ・・・リリパット時代から好きな役者さんです。とても素敵な俳優さんですね〜特にこの3年位は本当に「脂がのりにのっている」感じです。
大人計画の伊勢志摩さん、切れた演技が秀逸。スタイル抜群で非常に美しかった小島聖さん、ただ演技は「ポルノ」の時と大差ないような・・・吉田 鋼太郎さんは初見、ラストシーンの表情が印象的でした。中山君・伊達君は「いつも通り」仕事きっちり、本当に達者な俳優さん達だ。池田鉄洋さんも相変わらずイイね〜声が好きだなぁ、今回は途中からガラッと雰囲気が変わる役。切り替えが上手いよ、流石イケテツ
「笑いとテンポ」の前半、「暗くて重い」後半。若干中だるみ感あり。辻褄合わない感も・・・頭の中に「????」と?が4つ位浮かぶことしばし。もう少し説明(もしくは判りやすい伏線)が欲しいなぁ・・・ちょっとオイテケボリ。ラストシーンもあと5秒長かったら泣いていた、でもパツーンと切られて淋しかったな(´・ω・`)カテコを拒絶するようなラスト、実際カテコはありませんでした。観客が望まなかった訳じゃないけど、なんだろう雰囲気的に「カテコはないな・・・」というムードでした。
「戦争」が絡んだ物語って、難しいのかなぁ・・・「敗戦国」日本にとって先の戦争は「忘れたい」「思い出したくない」事だと思うから。