おひたし。

「おひたし」と言えば、ほうれん草を茹でて、ぎゅっと水を切り、切り揃えて器に盛り、鰹節をパラリ、お醤油をチャッとかけて出来上がりな「超お手軽」料理を思い浮かべますが、先日ひろの亭でいただいた「おひたし」はちょっと違った。ほうれん草じゃなくて白菜のおひたし。温かい出し汁に「浸った」白菜がドーンとでてきた。あらら、思っていたのと随分違うお料理が出てきちゃったわ、と思ったんですが。これが旨い!温かいってのがいいなぁ。これはウチでも試してみよう!と早速チャレンジ。
チャレンジったって材料は白菜と出し汁のみ、ちょっとオイロケを出して出汁に梅干を1つ(柔らかくて大きくてしょっぱくないやつ)入れてグズグズと潰し、その中に蒸した(茹でると水っぽくなるかなと思って、蒸してみた)白菜投入し浸す。たったそれだけの簡単料理ですが、これがなかなかいける。白菜の甘味と梅干の酸味、お出汁のコクが三位一体となって口腔を・・・って「美味しんぼ」かっての。そんな大げさなもんじゃないです、はい。「お?いけるじゃん、白菜モリモリいけるじゃん」てな感じです。さっぱり美味しくいただけるオススメの一品となりました。