感嘆。

ダブリンの鐘つきカビ人間」を観てきました。
会場に入って舞台のセットを観たとたん「脳内カビ人間」開演。すでに泣きそうです。馬鹿か自分!
「カビ人間」は観劇にのめりこむキッカケになったエポックメイキングな作品。NHK芸術劇場で「カビ人間」を観たあの日、あれはものすごいターニングポイントだったんだなぁ。大倉孝二に魅かれ、お芝居を観るようになり、今の自分がいるわけですから・・・
ま、そんな自分語りはこの辺にいたしまして。カビ人間ですよ、再演とはいえ始まったばかりの作品ゆえ、感想はたたんでおきます。
最初にどーんと書いちゃいます。はい、すごく良かったです。仁さんはカビ人間でした。「片桐仁のカビ人間」じゃなくて。そこにカビ人間がいたような感覚です。
もう誰が演じたって「カビ人間」は「カビ人間」で、誰のものでもない。上手く言えないけどそんな感じ。
ワタシは片桐仁という人に全幅の信頼をおいている。それはらーめんずであっても、別ユニットであっても、役者片桐仁としても。彼を知ってからまだ半年だってのに、この信頼っぷり。それほど彼が好きだってことなのかなぁ。(告白かっ)
後藤ひろひとが描く不思議な世界、お伽話のようでいて残酷で、悲しいのに面白い。さっきまで笑っていたのに、今は滂沱の涙。それに気持ちよくついていけるところが凄いところだと思うなぁ。いやぁ大好きだ後藤さん!(また告白かっ)
一番の不安要因だった「おさえちゃん」役の中越さん、不安的中せず。すごく可憐でした。期待の星土屋アンナちゃん、期待通り。唄が上手いね、ハスキーボイスが素敵。若干声が通りにくいかな?後ろの方のかたにはちゃんと聞こえたかしら?アンナちゃんは堂々としてたなぁ〜男前な女の子でした。
姜君頑張れ!2日目で声が枯れてるってアナタ。でも格好よかったなぁ〜彼はハンサムだわ。濃い人が多い舞台で一服の清涼剤のような方でした。
連投組の方々はもう言うこと無し。上手いもの、池田さんと山内圭哉の群馬水産コンビは最強だし、橋本さんのハッチャケっぷりは観ていて気持ちよいほど。中山君のあの間あの声。
もう書いていったらキリがないのね(´Д`;)
あと1回、このお芝居を観る機会があるワタシは幸せもんだ。待ち遠しいぞ千秋楽!